Mar 14, 2011
シャンデリア照明のクリスマス
すぐにクリスマスが近づいてきましたが、シーズンになると街のあちこちでイルミネーションがきらめき開始ですね。私は街のイルミネーションを見るのが愛です。ある駅の近くの照明は、巨大なシャンデリアが展示されています。そのきれいなシャンデリア、見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。素敵ですね。私は結婚式場を決定するために、ホテルなどの宴会場を見て回ったことがある。そこでおしゃれなと思ったのが和モダンシャンデリアです。西洋風のは、ガラスが複数のめりこんでいるのに対し、日本の現代的なシャンデリアは、ダークブラウンの木製の格子が幾重にも入ってまるで芸術のようなシャンデリアに感銘を受けた。
◇「準賞」に竹島、黒田、岡本さん
はがき随筆春季(4〜6月)の入賞作品が決まりました。季間賞は、和水町焼米、船津秀澄さん(64)の「桜を楽しむ」です。準賞は、荒尾市金山、竹島忠さん(65)「5月のシンフォニー」▽熊本市花立、黒田あや子さん(78)「さなぶりのころに」▽同市楠、岡本舞さん(27)「小さなお手伝いさん」の3編です。佳作には4編が選ばれました。審査は、文芸同人誌「ぺれそっそ」主宰で、県立図書館参事の鍬田吉豊さんにお願いしました。入賞者には図書カードなどの記念品を贈ります。
■評
◇美しい言葉ちりばめ描いた情景
今季の投稿にも大震災にふれたものが多く見られた。世代を二、三代さかのぼってみても身近な誰一人として経験したことのない規模の、映像を目にしながら、現実とはとても思えないあまりに悲惨な出来事。遠く離れているだけに、せめて気持ちだけでも寄り添いたいと願うのは、人として自然な心の傾きだろう。
船津さんの「桜を楽しむ」(5月9日)。私たちは四季の移ろいを愛(め)でながら日々のなりわいを送っている。花むしろ、花吹雪、花いかだ、美しい言葉をちりばめて桜にまつわる情感をたっぷりと描き出してある。桜の散りゆく情景が目に浮かぶ。
竹島さんの「5月のシンフォニー」(6月10日)。さわやかな5月の朝の光景を、カエルやウグイス、スズメ、モズ、さまざまな生き物たちの鳴き声によって描いたユニークな試み。
黒田さんの「さなぶりのころに」(6月19日)。在りし日の田園風景を遠い追憶の中からよみがえらせて書きとめた作品。かつての人々の暮らしの在りようがしみじみとしのばれる。
岡本さんの「小さなお手伝いさん」(6月16日)。お兄ちゃんたちにも注意するおしゃまな4歳の娘。かわいらしい姿が生き生きと描かれている。皿洗いの時は踏み台にでも乗っているのかな。
佳作として、中西静子さんの「待望の春」(4月5日)▽徳尾貫龍さんの「重蔵爺さん」(4月19日)▽那須真美さんの「うそ」(6月27日)▽中原賢二さんの「みどり色の波」(6月29日)を選んだ。(鍬田吉豊)
◇植物の生命力を表現
作品に登場する風景は「近所のお宮の前で実際に目にした場面をそのまま文字にした」という。5本ほどの桜の木が並び、中に1本だけ遅咲きの八重桜がある。農作業の合間にその前を通りかかり、ぜいたくなほどの言葉を使って満開の桜が散る様子と、過ぎゆく春の一日を描いた。
はがき随筆への投稿歴は約6年。季間賞受賞は初めて。中学校の数学教師を退職した後、農業に打ち込み、今は米と野菜を作る。
「ずっと学校で数学だけにかかわってきたせいか、文章を書くのが昔から苦手でした。嫌いだっただけに逆に一念発起し、書いてみようか、と思った」
なるべく化学肥料を使わない有機農業を目指している。「昔、インドを旅行した時、現地の稲のたくましさに圧倒されました。それから、植物の生命力を信じるようになって、今ではジャンボタニシに水田の草取りを担当させています」
その植物の生命力への強い信頼感が、今回の受賞作品にも表れているかのようだ。
「作品の構想を練るのは、雨で農作業ができない日。ただし、まだまだ不慣れで自分が実際に見たことしか書けないのが、もどかしい。月に1回以上の投稿が目標です。受賞を励みにしたいものです」【大島透】
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■季間賞作品
◇桜を楽しむ
草刈り機を担ぎ、お宮の前を通りかかりました。花見を楽しんだ楼門の桜は、花びらが随分と少なくなり、葉が多く目立ちます。道路は花むしろとなり、その上を歩み進むのがもったいないほどの美しさです。風が吹くと、ひらひらと花吹雪となり飛び散ります。水路の水面では花びらが連なったり離れたり漂ったりしながら、花いかだとなり、流れ下って行きます。八重桜がピンクの花をこれでもかと主張し始めています。青空の下で、ほれぼれとしてしまう華麗さです。八重桜が終わると、季節は穀雨から八十八夜となり、百姓仕事も忙しくなります。
8月1日朝刊
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